睡眠コラム

食欲の秋は睡眠の秋でもある!食欲と睡眠の関係を徹底解説

「食欲の秋だね~」
「睡眠の秋ですね」
と秋になると決まって聞く言葉ってありますよね。

しかし、なんで秋が食欲の秋、睡眠の秋と言われているのでしょうか。

ちゃんと理由があるのか、そしてそれらは本当なのか知りたいですよね。

今回はそんな秋の食欲と睡眠の関係について徹底解説していきます。

この記事を読めば、秋がより一層快適な季節になりますよ!

1.食欲の秋や睡眠の秋と言われるのはなぜ?

そもそも、なぜ秋に「食欲の秋」や「睡眠の秋」と言われるのでしょうか。

他の季節だと「出会いと別れの春」なんてことを言ったりしますが、それは年度が始まり職場や学校が変わるため。

そういった理由が秋にもあるのかもしれません。

食欲の秋、睡眠の秋と言われる由来について、少し紐解いていきましょう。

1-1.食欲の秋:実りが多く食材が盛り沢山

食欲の秋と似たような言葉で、実りの秋という言葉を聞いたことのある方も多いでしょう。

技術の進んだ今でこそ、年中色々な食材が採れるわけですが、昔はそうもいきませんでした。

その時期に採れた食材は、その時期のうちに美味しく食べるというのが昔の考えです。今でも「旬の食材」という言葉がありますよね。

そういった習慣が一般的に根付いていたのです。季節の野菜を採れたてのうちに味わうことこそが正しかった訳ですね。

そして、秋はそういった食材が多くなる季節でもあります。きのこやサツマイモ、銀杏や栗それにサンマなど旬なものが多くなりますね。

採れるものが多い分、食欲も刺激され、食べられる物も増えるので食欲の秋と定着したわけです。

夏は暑く、食欲が低下しやすいので、回復するという意味も込められているかもしれませんね。

1-2.睡眠の秋:気温も低くなり寝やすい環境

睡眠の秋はどうでしょう。

これも昔のことを考えると分かりやすいと思います。

クーラーがなかった昔は、夏の夜は寝苦しく目が覚めやすい環境でした。しかし、秋になれば気温も低くなり、寝やすい環境になるのです。

暑すぎず、寒すぎず睡眠環境としてはうってつけ。

そんな理由から、睡眠の秋と言われるようになりました。確かに今でも秋にはクーラーなどはつけずに寝ることができますもんね。

こういった背景が秋にはあるのです。

2.睡眠不足は食欲増進に繋がる

食欲の秋と言われる季節は、食べすぎてしまうせいか、太りやすい時期でもあります。夏が過ぎて露出も少なくなるというのも関係しているかもしれませんね。

しかし、それだけではありません。実は睡眠も食欲に関係しているのです。

睡眠の秋とは言われますが、季節の変わり目ということもあり、寝付けない方も一定数います。

寝付けないで、睡眠不足になると、驚くべきことに食欲増進に繋がるのです。意外とこのことを知らない方も多いのではないでしょうか。

睡眠不足が原因で知らぬ間に食欲増進に繋がり、食べすぎて太ってしまうということも珍しくありませんね。

2-1.食欲増進にはホルモンが関係!

睡眠不足が食欲増進に繋がるのは、ホルモンが関係しています。

食欲はお腹が空いたから湧いてくるものではなく、ホルモンの働きによって増進されたり抑制されたりしているのです。

このホルモンをコントロールすることさえできれば、ダイエット中なんかも食欲をコントロールできるようになるでしょう。

そして、その食欲に関係するホルモンが「レプチン」と「グレリン」です。

レプチンは食欲抑制ホルモンと呼ばれ、食欲を抑制してくれます。グレリンは食欲増進ホルモンと呼ばれ、逆に食欲を増進すると覚えておいてください。

睡眠不足になると、レプチンが低下し、グレリンが上昇します。※1

つまり、食欲が抑えられなくなり、どんどん食べていってしまうというわけです。

それぞれのホルモンについて、詳しく見てみましょう。

2-2.レプチン:食欲抑制ホルモン

レプチンは食欲抑制ホルモンと言われるくらいなので、食欲を抑制する働きがあるのは先述した通りです。

レプチンは脂肪細胞内で生産され、血液と共に脳の視床下部へと運ばれます。※2

レプチン値が高くなると脳は満腹感を感じるというメカニズムになっているのです。脳はその時点で、これ以上のカロリー摂取はいらないと判断し、エネルギーを消費するように指令を出します。

つまり、ダイエット中に食欲をコントロールしたいときには、このレプチンの血中濃度を高い状態にしておけばいいということですね。

このレプチンは睡眠不足により、低下することが分かっています。つまり、食欲の抑制がされにくくなるということです。

秋の睡眠はそういった面でも大切にすべきなんですね。

2-3.グレリン:食欲増進ホルモン

一方、グレリンは食欲増進ホルモンと言われています。

レプチンとは逆の働きをするグレリンは、空腹時に分泌され、満腹中枢を刺激し空腹感を生み出すのです。

ダイエット中であれば、このグレリンは抑えるようにしたいですね。

こちらは睡眠不足によって、上昇することが分かっています。つまり、食欲がどんどん湧いてきてしまうというわけです。

睡眠と食欲は切っても切れない関係にあることが分かったと思います。

流れを整理しておくと、睡眠不足→摂食ホルモンの変化(レプチン減少、グレリン上昇)→食欲増進→肥満の順序です。

実際に、睡眠不足→摂食ホルモンの変化(レプチン減少、グレリン上昇)に関しては、多くの実験データがあります。

中でも有名なのはシカゴ大学の研究グループによる研究で、2日間の短時間睡眠でも摂食ホルモンの変化が生じることが報告されているのです。※3

こういったことからも睡眠が大切だということが証明されています。

食欲の秋と睡眠の秋には、このような繋がりもあったわけですね。

3.睡眠前に食欲をどうしても抑えられない時の対策

食欲の秋と言うくらいなので、秋に食欲が抑えられないというのは仕方ないですよね。

3大欲求のうちの1つで、意識的に抑えようするのは難しいもの。

睡眠前に食欲がどうしても抑えられないという経験をしてことがある方も多いのではないでしょうか。

そういった場合には、対策を上手くしていきましょう。

白湯やホットミルクなどを飲むのは簡単なので、おすすめです。温かい飲み物には満腹効果があり、食欲を抑えてくれやすいです。

また、温かい物を飲むことで、一時的に体温を上げて入眠しやすくもなります。

どうしても、なにか口に入れたいという場合には、ガムやスルメなどがおすすめ。

量は多くないものの、咀嚼回数が多くなるので満腹感が得やすいです。

大きめにカットした根菜類のスープなんかも同じ効果を得られるでしょう。

ぜひ試してみてくださいね。

4.秋の睡眠は食欲をコントロールする以外にも効果が!

秋の睡眠は食欲をコントロールする以外にも、様々な場面で効果を発揮してくれます。

睡眠は、季節の変わり目に多い風邪の予防にも効果的で、免疫力を正常な状態で保ってくれるのです。

体調を崩しやすい秋でも、睡眠時間さえしっかりと確保できていれば、崩しにくくなります。

また、肌の健康を保つのにも効果的です。成長ホルモンをしっかりと分泌させ、常に新しく健康な肌を保つことができます。

睡眠よるメリットは、別の記事で詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてください。

 

まとめ:秋は特に睡眠を管理して食欲をコントロールしよう

食欲の秋と睡眠の秋、それぞれの関係性が分かりましたね。

なにかと誘惑の多い季節でもある秋ですが、しっかりと睡眠をとって食欲もコントロールしていきましょう。

最後に今回の記事をまとめておきますね。

  • 「食欲の秋」「睡眠の秋」の由来は昔からの環境に関係している
  • 睡眠と食欲には関連性がある
  • 睡眠不足になるとレプチン(食欲抑制ホルモン)が減少し、グレリン(食欲増進ホルモン)が増加する
  • 睡眠不足だと結果的に太りやすくなる
  • 睡眠前にどうしても食べたい場合は、温かい物を飲むか、咀嚼回数の多いものを口にする

秋の夜長で夜の時間が冬にかけて、どんどん長くなっていきます。つい夜更かししたくもなりますが、グッと気持ちを抑えて規則的な睡眠習慣を送りましょう。

食欲をコントロールするだけでなく、気候も変わりやすいため、体調の管理にも一役買ってくれますよ!

睡眠の質を高めるなら!おすすめアイテムをチェック

ブレインスリープでは、お客様の睡眠に関するご要望やお悩みに合わせて、様々な寝具を開発しています。その中から、おすすめアイテムの特徴やポイントをご紹介します。

ブレインスリープ ピロー

ブレインスリープの看板商品『ブレインスリープ ピロー』は、ベストセラー『スタンフォード式 最高の睡眠』の理論を基に、脳と睡眠研究によって開発されました。睡眠の質を左右する「黄金の90分」に注目し、脳を冷やすことで睡眠の質を高める枕です。

特徴1:オーダーメイドのようなフィット感で、首や肩が痛くならない

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また、中心部分が1番柔らかく、左右にいくほど弾力が高まっている“9つのグラデーション構造”になっているため、仰向け・横向き・うつ伏せなど、どのような寝方にもフィットします。さらに横幅60cmと幅広設計なので寝返りしやすく、睡眠の質が高まります。

特徴2:脳を冷やして早く、深く眠れる

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特徴3:自宅で丸洗いできるからいつでも清潔

ポリエチレンを編み込んでできているため、汚れが素材にしみ込んで取れないということも起こりにくく、シャワーで簡単に汚れを落とすことができます。3か月に1回程度のお手入れがおすすめですが、自宅で手洗いできるので、汚れや臭いが気になった時に丸洗いし、いつでも清潔な状態をキープ。また、枕カバーは洗濯機で洗うことができます。

さらにダニやカビが発生しにくい素材なので、ハウスダストやアレルギーをお持ちの方や、お子様と一緒に寝ている方が安心して使用できるのも嬉しいポイントです。

ブレインスリープ マットレス プレミアム フロート

「ブレインスリープ マットレス プレミアム フロート」は、9層構造が多方向から身体をしっかり支えることによる超・体圧分散と、NASAが提唱する究極のリラックス姿勢の再現により、身体の負荷を軽減するマットレスです。

特徴1:新感覚の弾力。9層構造のハイブリット反発で身体の負荷を軽減

一方向だけではなく、無数の繊維があらゆる方向から立体的に身体を支えるハイブリッド反発が、部位によって異なる重さや面積に最適に反応。さらに独自の9層構造が重力を吸収してその力を反発力に変換。しっかりと身体を支えて正しい寝姿勢を保ちます。

特徴2:NASAが提唱する中立姿勢を再現。究極のリラックスへ

宇宙空間で身体を預けると、自然と肩が内側に入り、脚が上がった体勢になります。これは、身体に最も負担の少ない姿勢だとされています。本製品は独自の三次元構造体によって、浮遊するかのような反発と肩・腰・脚に合わせた最適な硬さを形成し、重力から解放された究極のリラックス姿勢へと促します。

特徴3:脚をあげることで巡りを高める。

脚部が胸元より4cm高く設計されており、血流が胸元に循環しやすくなります。

特徴4:抜群の通気性で熱がこもらず快適

良質な睡眠を得るためには、寝床内の温度と湿度を適正に保つことが重要です。90%以上が空気層でできているので、睡眠時に発生する熱や湿気がこもらず、快適な睡眠環境をつくります。

特徴5:シャワーで水洗いできて清潔。

カバーは取り外して洗濯機で洗えることはもちろん、マットレスの中材も全て洗えます。中材はシャワーで汚れを洗い流せて、シャワー後は日陰干しをするだけで簡単です。

ウレタンやコイルのマットレスは、通気性が悪く湿気や熱が溜まりやすいためマットレスの中でダニやカビが発生しやすいです。ブレインスリープのマットレスは通気性がいいのでダニやカビが発生しにくいうえに、ハウスダストやほこりが気になったらいつでも洗えるので清潔な状態を維持できます。

 

ブレインスリープ コンフォーター パーフェクト ウォーム EX

「ブレインスリープ コンフォーター パーフェクト ウォーム EX」は、羽毛も毛布もいらない、これ1枚で冬の睡眠が快適になる究極に暖かい掛け布団です。

特徴1:羽毛を遥かに超える究極の暖かさ

その秘密は、熱を逃がさない9層魔法瓶構造。冷気を遮断するアルミプロテクター・驚異の吸湿発熱力を誇るカポックヒートEX・希少なレアメタルにより体温を反射するリカバリーインサレーションなど、先進テクノロジー素材をレイヤード。9層構造が熱を保温し、暖かい熱を逃しません。羽毛布団の中でも高品質と言われるグースダウン羽毛布団と比較して、約120%の保温性を実現しています。

特徴2:気持ちよく、ムレない究極の寝心地

カシミヤに極限まで近づけた特殊繊維構造の毛布生地で、まさにカシミヤの様な柔らかで滑らかな風合い。さらに、独自開発した肌面の毛布生地は、極上の気持良さ・ムレにくさ・吸湿発熱性機能を兼ね備えて、入った瞬間からの暖かさを実現します。

特徴3:自宅の洗濯機で丸洗い可能

丸ごと洗えて、清潔加工。オフシーズンにはコンパクト収納も可能。抗菌よりも強い制菌性で、ふとん内部の菌の増殖を抑制し、汗の嫌な臭いも消臭。しかも、抗ウィルス機能で究極の清潔さを保ちます。

特徴4:さらにわた埃の発生を約96%軽減。ハウスダストの心配も不要

ふとんから発生するわた埃を最小限に抑えることにより、毎日安心して睡眠できます。

ブレインスリープ コンフォーター オールシーズンズ

『ブレインスリープ コンフォーター オールシーズンズ』は、宇宙服のために開発された革新的な調温技術を採用。独自のマイクロカプセルが温度変化に応じて個体と液体に変化し、吸熱、蓄熱、放熱を繰り返します。

特徴1:暑い時は涼しく、寒い時は暖かい

暑い時は余分な熱を吸収し、寒い時は貯蓄した熱を放出するので、寝床内の快適温度(33℃±1℃)をキープ。さらに、接触冷感と暖かい起毛素材のリバーシブル構造なので、夏は涼しく、冬はインナーケットとして、一年を通して使用することができます。

特徴2:リバーシブル構造で365日手放せない

季節に合わせて生地の表裏を使い分けることができます。 暖かい季節はさらっとした接触冷感生地を肌側に、寒い季節は柔らかくてなめらかなピーチスキン生地でやさしく包み込みます。

特徴3:イージーウォッシュで毎日清潔に

家庭用洗濯機で丸洗いができるので、いつでも気軽に洗えて清潔です。

【参考】
※1 Brief communication: Sleep curtailment in healthy young men is associated with decreased leptin levels, elevated ghrelin levels, and increased hunger and appetite
※2 食欲・体重調節─レプチン・グレリンシグナルの役割
※3 Elevated ghrelin predicts food intake during experimental sleep restriction

 

 

<Writer>

ブレインスリープ編集部